高校で学んだ化学と生物の復習からスタートし、管理栄養士に必要な知識を身につける基礎を固めます。そのうえで、食品成分や調理法、人体の仕組み、疾病の成り立ちなど、食と健康に関する知識を幅広く学んでいきます。

1年生の前期から実習があり、基本的な調理技術を体得していきます。ライフステージ別の食事や傷病者のための治療食、大人数向けの給食など、対象者や目的に合わせた調理法を学び、「食事力」を高めていきます。

個々の栄養状態に合わせて、最適な献立を提案する「食プロデュース力」。福祉施設などでの実習を経て、管理栄養士としてのプロ意識を培います。また、災害時の栄養・食事管理を想定した「炊き出し訓練」にも挑戦します。

管理栄養士の活躍の場が広がるとともに、他の職種や関係機関と協働する「コラボ力」はより重要なものになっています。自治体や企業と連携した多様な取り組みを通して、周囲と協働することの大切さを学びます。

傷病者に対する栄養指導は、管理栄養士の重要な仕事の一つです。臨床栄養学などの分野を理解することはもちろん、指導に欠かせないコミュニケーション力も習得。地域住民への講習会を通して、指導力向上をめざします。

国家試験対策講座は年間250回以上実施。少人数制をとり、学生同士がお互いに高め合いながら、学びに集中できる環境を用意しています。試験に合格する力だけではなく、社会人が持つべき人間力も養います。