[人間科学部都市生活学科]「松蔭ビオラプロジェクト」活動レポート
2024.12.27
産学連携及び地域貢献活動の一環として、今年も人間科学部都市生活学科※の「松蔭ビオラプロジェクト」のビオラ苗を近隣の学校・保育園等の施設や市民花壇などに寄贈しました。
11月13日には神戸市灘区の丹本陽区長に、活動の中心となる都市生活学科の花田美和子教授のゼミ生3名が直接贈呈。学生たちはビオラの組み合わせが灘区役所前の空間にマッチするよう、「イタリア坂」の色調に合う配色を考えたコーディネートであることを説明しました。灘区役所前がホッと一息つける空間となるよう配色し、オレンジ系と白系の相反するトーンにより躍動感も感じさせる組み合わせとなっています。ビオラは「トライやるウィーク」で灘区役所に来る中学生らにより同区役所玄関先のプランターに植えられており、この松蔭ビオラプロジェクトが幅広く、一人でも多くの方に知っていただく機会になることを願っています。
市民花壇については、卒業研究で取り組んでいる4年生が、阪急六甲駅前にある「六甲登山口風のガーデン」のメンバーの皆さんと一緒に花の世話をし、Instagramも立ち上げるなどして活動を盛り上げています。アンケートQRコードも設置し、ビオラを使ってガーデンの一部をカラーコーディネートさせていただきました。また今年は灘区連合婦人会が管理している「ハミング広場」にも植えていただいています。
「松蔭ビオラプロジェクト」は花田ゼミを中心とした学生と、関西有数の花壇苗の産地である神戸市西区伊川谷の花卉生産者がコラボレーションした、ビオラで空間をカラーコーディネートする取り組みです。花色の組み合わせには色彩学の知識を応用。「色彩学」を受講する学生を中心に、カラーコーディネーターの資格を持つ学生などが組み合わせを考案します。
学生たちが考案したコーディネートは毎年、数種セレクトしてInstagramで公開コンペを開催。「いいね」の数で反響をはかります。2024年度は本学とコラボレーションしている「ムーミン」をモチーフにしたビオラのコーディネートも考えました。学生の希望する「色」を実現させるビオラの種類は伊川谷の花卉生産者に選出いただいています。
※都市生活学科は2025年度、人間科学科に名称変更いたします。